WOWOWニュース > ドラマ > 連続ドラマW ママは昔パパだった

連続ドラマW ママは昔パパだった8月23日(日)スタート |
「パンドラ」「プリズナー」「空飛ぶタイヤ」と常に話題性と独自性を打ち出してきた連続ドラマW。この夏放送する第4弾は、『自分らしく生きること』をテーマにしたオリジナルドラマ「ママは昔パパだった」。
2008年6月に実際行われた<性同一性障害特例法改正>をモチーフに、性同一性障害を抱える主人公が、様々な困難に直面しながらも、母親として、女性として、ひとりの人間として、明るく前向きに生きていく様や、主人公を支える家族や友人との絆を、オリジナルストーリーとして描き出す。
主人公・小谷仁美40歳。小学生の2人の息子を持つ。職業は長距離バスの運転手。母親1人で一家を支える子供たち自慢の「ちょっとキレイなお母さん」である。しかし、仁美は十数年前まで小谷仁史として、肉体上、法律上「男」として生きてきた。仁美が抱えていた病は「性同一性障害」。医師のすすめで手術し、名前を変え、「女性」になったが、戸籍上は依然「男性」である。2004年に「性同一性障害特例法」が施行され、一定条件が揃えば法律上も「女性」になることができるが、仁美にはその条件の一つ「子供がいないこと」があるために、それがかなわなかった。仁美は、周囲の助けを受けながら、子供のため、家族のため、自分のアイデンティティのために、性同一性障害特例法改正についに立ち上がる――。
脚本は、「ふたりっ子」で向田邦子賞・橋田賞のダブル受賞に輝き、近年では「功名が辻」「四つの嘘」など話題作を数々手がける大石静。主演は、第13回読売演劇大賞最優秀女優賞受賞の勢いそのままに、舞台、映画と幅広い活躍をみせる演技派女優、戸田恵子。性同一性障害を抱えた母親役という難役に挑む。ほか共演に、『おくりびと』で世界を沸かせた余貴美子、NHK朝の連続ドラマ小説で新たな一面を見せた吉田栄作、そして、ベテラン俳優に伊東四朗、津川雅彦、白川由美ら、演技に定評のある豪華キャストが勢ぞろい。 ある<家族>の軌跡を、ユーモアと真摯な目線を併せ持ちながら描いた、WOWOWが贈るまったく新しい形の“ホームドラマ”にご期待ください。
<ストーリー>
仁美(戸田恵子)は小学生の駿と亮の2人の息子を持つどこにでもいる母親。子供たちも自慢のちょっとキレイな「お母さん」。しかし、仁美はその昔仁史という名の“父親”であった。性同一性障害を抱えていた仁史は、妻と離婚、性別適合手術を受け、仁美という名の女性になり、2人の息子を“母親”として育てていた。
長男の駿は、リトルリーグで活躍する自慢の息子。仁美は週末には度々、次男の亮と一緒に試合の応援に駆けつける。ある日、最近隣に引っ越してきた有馬(吉田栄作)とその娘・ゆかも駿の練習を見学することに。球場に着くと、『仁美のこと』を知ったチームの父母たちが「子供の教育上良くない」「気持ちが悪い」と、仁美と駿にチームを退会するよう迫る。自分への差別には慣れていたが、駿を守るために父母と口論になる仁美。父母の要望により、その日の練習は急遽中止となった。黙り込む駿。ひとり悔し泣く仁美。状況が飲み込めない有馬に、仁美が自身の経歴を語り出す。呆然として言葉に詰まる有馬だが、戸惑いつつも、ひとりの人間として差別は許せないと、仁美を勇気付ける。その翌日、駿は自宅に戻らなかった。ショックを受けた駿は、仁美と離れればまた野球が出来ると、仁美の元妻であり、駿と亮の生みの母親である牧子(余貴美子)のもとへ向かった…。
■関連番組/
連続ドラマW「ママは昔パパだった」関連ドキュメンタリー
だから私は後悔しない ~性同一性障害との闘い~
8月15日(土) 午後4:30
近年ようやく認識が広がってきた性同一性障害という病気。しかし、以前はここまで病名が知られることもなかった。この病気の治療の難しいところは、医療だけではなく、法改正と、周囲の理解が必要とされるからである。
この番組では、父親から母親となった女性とその家族を中心に、この病気との闘いをクロニクルとして描くドキュメンタリーである。性同一性障害という病気と闘いつつも、明るく前向きに生きていく母親・水野淳子さんとその家族。外見も、心も女性だが、戸籍は男性という状態での生活が続く。そんな中、性同一性障害特例法という法律が、この病気で苦しむ人々を救済するために2004年に施行された。これにより、一定条件をクリアできれば戸籍の性別変更も可能となった。しかし、子供を持つ親は、その条件から外れる。水野さんもその一人である。だが水野さんは言う「それでも私は子供を持ったことを後悔していない」。2008年性同一性障害特例法が改正され、『子供がいないこと』から『未成年の子供がいないこと』へ条件が緩和された。
番組では水野さんや同じ病気と闘う人々のこれまでの人生を追いながら、当事者たちが現在日本で「(自分らしく)生きていく」ことの意味を考える。
■脚本:
大石静
■監督:
赤羽博
■出演:
戸田恵子 余貴美子 吉田栄作 ・ 光石研 はるな愛 津川雅彦 ・ 白川由美 伊東四朗